新築からリフォームに役立つワンポイントアドバイスをお届けするDAIDO NOTE
◇第6回 LDK
今回はリビング・ダイニング、キッチンのバリアフリーについてです。
LDKは家族との時間を多く過ごす場所なので、けがにつながらないよう快適に過ごすことができる工夫が不可欠です。
(株)アイジーコンサルティング iGスタイルハウス - リビングの写真はこちら - Houzz
◇リビング・ダイニング
床材は、滑りにくい素材を選ぶことで転倒防止につながります。
また、リビングの扉部分やキッチンの境目など、段差がある箇所は減らしましょう。
こういった工夫は、高齢者向けであるだけではなく、小さいお子さんがいるご家庭にも最適です。
◇キッチン
キッチンは料理をメインに行う場所なので、移動や人と交差する場面が多くなります。
通路を2人で交差する場合に必要な通路幅は100cm以上必要です。
また、車いすなどに座ったまま調理などができることがバリアフリー対応のポイントです。そのため、足が入るスペースを確保するため、ワークトップの下が空いている状態になっている必要があります。
ダイケンアーキテクツ 株式会社大建建設 一級建築士事務所 - キッチンの写真はこちら - Houzz
また、キッチン部分の通路幅が狭いと、作業しながら後ろを通ったり車いすの方がキッチンに入ることが難しくなります。
アイランドキッチンは回遊性があり、通路幅を取りやすく方向転換する回数が少ないので、後ろを人が交差するときに道を空けたりする必要はありません。