DAIDO NOTE バリアフリー編⑨バリアフリーとユニバーサルデザイン

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◇第9回 バリアフリーとユニバーサルデザイン

バリアフリーと合わせてよく耳にするキーワードに、ユニバーサルデザインがあります。
ユニバーサルデザインとは、ひとつの製品において子供からお年寄りまで全員が使いやすいようなデザインのことを指します。
高齢者向けのように使用対象者を限定するのではなく、すべての人が使いやすいように最初から設計・デザインされているものがユニバーサルデザインです。

ユニバーサルデザインには7つの原則があります。
1 どんな人でも公平に使えること。(公平な利用)
2 使う上での柔軟性があること。(利用における柔軟性)
3 使い方が簡単で自明であること。(単純で直感的な利用)
4 必要な情報がすぐに分かること。
5 簡単なミスが危険につながらないこと。
6 身体への過度な負担を必要としないこと。
7 利用のための十分な大きさと空間が確保されていること。

バリアフリーとユニバーサルデザインは一見似ているような言葉ですが、その考え方は少し違います。
例えば、「同居する家族が高齢になってきたので、家の階段に新しく手すりを付ける」というのはバリアフリーを基にした考え方ですが、「家族全員が階段を昇降しやすいよう、設計の段階から手すりをつけておく」ことはユニバーサルデザインに基づく考え方です。

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