新築からリフォームに役立つワンポイントアドバイスをお届けするDAIDO NOTE
◇第1回 バリアフリーとは
バリアフリーとは、高齢者や障害のある方など、どんな人でも暮らしやすい家のことです。
大きなけがの原因となるような障壁・障害物(=バリア)を取り除いた(=フリー)住宅を指します。
「バリアフリー」というと高齢者向けというイメージが強いですが、妊娠中の女性や小さな子供にとってもメリットが多く、幅広い世代に適した住宅といえます。
バリアフリーは日常生活における障壁を取り除くことなので、段差をなくしたり浴室の床を滑りにくい素材に変更したりすることが、その定義に当てはまるといえます。
それに加えて、障壁を超えるための支えになるものを設置することもバリアフリーへつながります。
階段に手すりを付けたり、引き戸を採用したりしてその家に住む人の補助となるような設備を付けることも重要です。
PANDA:株式会社山本浩三建築設計事務所 - 家の外観の写真はこちら - Houzz
新築の場合、家を建てる計画の段階からバリアフリーを意識した設計や設備の設置が可能です。
しかし、後々になって活用できないといったケースもあります。
例えば、つかまって歩くことを想定して手すりをつけたものの、高齢になり車いすで生活するようになり、手すりの位置が高すぎてつかまりにくいといったケースが考えられます。
そのため、必要になってからリフォーム工事等で設置するのもアイデアです。
ではバリアフリー住宅とはどのような住宅なのでしょうか。次回より各スペースの具体例をご紹介します。