DAIDO NOTE バリアフリー編②玄関のバリアフリー

新築からリフォームに役立つワンポイントアドバイスをお届けするDAIDO NOTE

◇第2回 玄関

「玄関のバリアフリー」と聞いて、まず思い浮かべるのはスロープではないでしょうか。
一般的に前面道路との境目や玄関までの間に、いくつか段差があることが多いです。みなさまもご自宅に帰る際、アプローチから段差を上がって玄関前へたどり着く方が多いと思います。

しかし高齢になると、こういった段差は登りづらく転倒しやすいうえ、車いすでは通ることができません。ですが、スロープがあればその心配は少なくなります。
スロープ横に手すりを付ければ、つかまって歩くことができるので歩行も楽になります。
またスロープがあると、玄関でお子様をベビーカーに乗せてそのままお出かけできるので、小さなお子様のいるご家庭にも便利です。

玄関に入ると、框(かまち)という玄関から一段上がった靴を脱ぐスペースがあります。
框の高さは平均的に約15~18cm程度ですが、高齢により足腰が弱くなるとその高さの分、足を上げ下げすることが難しくなってきます。
そこで、手すりを付けたり座って靴が履けるようベンチなどを置いたりすることで、昇降しやすくなり転倒事故などを予防できます。また、框の前に式台と呼ばれる踏み台を置き、玄関との段差が緩和できます。

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