新築からリフォームに役立つワンポイントアドバイスをお届けするDAIDO NOTE
◇第3回 防犯センサー
侵入者を検知する「防犯センサー」には、さまざまな種類があります。それぞれ検知方法や適した設置場所が異なるため、特徴を理解した上で利用することが大切です。家に設置することで、空き巣や強盗などの侵入を未然に防いだり、トラブル発生時に迅速に周囲に知らせたりする効果が期待できます。
■防犯センサーの種類
①アクティブセンサー
侵入者や近づいてきた車、人などを感知します。赤外線をセンサーから放出し、赤外線がさえぎられたり反射したりすることで不審者を検知します。侵入防止用として、玄関や窓、駐車場などに利用されます。
②パッシブセンサー(人感センサー)
対象物が発する赤外線を検知するセンサーです。人間を含め、熱を持っているものはすべて赤外線を放出しています。そのため、パッシブセンサーを使うことで侵入者を検知できます。パッシブセンサーは、天井や部屋の高い位置に設置して、侵入者を検知する目的で広く使用されています。アクティブセンサーが狭い範囲の侵入者を検知するのに対し、パッシブセンサーは室内に忍び込んだ不審者など検知するのに役立ちます。
③マグネットセンサー
窓や扉のように開閉する場所に設置するセンサーです。窓枠や窓などにマグネットバーとセンサーをそれぞれ取付けます。その後、「窓が開く」という動作が起こると、マグネットとセンサーが離れることになりますので、この動作を検知します。意図しない侵入を防ぐことが可能です。
④ガラス破壊センサー
ガラスの破壊を検知するセンサー。ガラスを切断したり破壊したりするときの振動や音を検知します。窓ガラスに直接取りつけて振動を検知するものや、室内の天井に取り付けて音を検知するものがあります。どちらも窓からの侵入を防ぐために活用されています。
玄関や窓に防犯センサーを設置することで、空き巣や強盗から自宅を守ることができています。
いざというときにセンサーは反応してブザーが鳴り響けば、侵入者の多くはそれ以上の深追いを避け、あきらめることでしょう。防犯センサーを設置し、自宅の安全性を高めることが大切です。